クォンテル、NAB 2011での展示内容を発表
QTubeが展示の目玉に
2011年3月18日, Booth #SL2014: NAB2011でクォンテルは、放送とポストに向けた数々の新しく拡張されたソリューションを発表する。今回の重要なテーマは、拡大するファイルベースのワークフロー、強化された統合、そしてステレオ3Dの生産性の飛躍的向上の3つである。クォンテルの新規ブースには新製品が並び、同時に放送とポストの両分野で確固たる地位を築いている製品群のさらなる進歩をご覧いただく。
グローバル・メディア・ワークフロー
高速で柔軟性の高いワークフローを国をまたいで、あるいは大陸をまたいで実現するのは、これまでは不可能だった。NABでクォンテルが発表するQTubeは、真のグローバル・メディア・ワークフローを構築し、インターネット接続のある場所であれば地球上のどこからでも、メディア・アセットに素早く、安全にアクセスできるシステムを提供する。メディアを再生するだけにとどまらず、QTubeはメタデータの編集、高解像度素材のダウンロード、さらにフレーム精度の編集まで実現する。そのすべてをインターネット上で、最小限の遅延と最大限のセキュリティのもとで提供される。
クォンテルは、ラスベガスから文字通り何千キロも離れたメディアにリアルタイムでアクセスして動作するQTubeをライブで実演する。クォンテルのEnterprise sQ放送制作システムと共に動作し、QTubeによって効果的なチームワークを世界中の支局や取材地との間で実現できることを実感していただく。QTubeは創造性と有効性に新しい一歩を提供する。コンテンツ・クリエイションはこれまでとは違う。QTubeは「IPの上に構築されたワークフロー」である。
ターンアラウンドの早い放送制作システム
Enterprise sQはマーケットをリードするターンアラウンドの早い制作システムで世界中のニュースとスポーツの放送で使われている。Enterprise sQは完全な制作システムでサーバー、編集機、収録と送出アプリケーション、メディア・アセット・マネジメント、そしてサードパーティのシステムやプロトコルを統合化できる数々のワークフローツールを備えている。今回のNABでは、Enterprise sQは新しい編集機、新しいワークフロー・アプリケーションと完全に改訂されてアップデートされたメディア・アセット・マネジメント・システムによって、さらに強化されている。
QubeはEnterprise sQのための新しい編集機である。Qubeは、sQ Edit Plusの後継としてより高いパフォーマンスをより低価格で提供し、クォンテルの放送分野の製品としては初めてCUDA GPUによる加速処理の利点を享受できるものとなっている。Qubeはさらに3G HDSDIインターフェースを備え、1080p60とステレオ3Dを扱うのに十分なパワーを持っている。
sQ FileflowはEnterprise sQシステムのための新しいワークフローアプリケーションだ。sQ Fileflowは、多くのユーザーから要望の上がっていたXDCAM HDとの密接なインテグレーションを可能にするために開発された。sQ Fileflowは、ネイティブのXDCAM HDファイルをsQシステムとの間で高速で簡単な双方向転送を可能にする。ITフレンドリーなWebサービスインターフェースを使って、これまでになく簡単な方法でsQをあらゆるワークフローに統合することが可能である。その例としては、Long GOPの送出サーバーや、XDCAM HDのアーカイブシステムがある。
NABでデビューする製品にはMission 2がある。クォンテルの大好評のメディア・アセット・マネジメント・システムの最新バージョンである。Mission 2は、新しく整理されたユーザーインターフェースに、多くの新機能を包み込んでいる。ひとつのキーポイントを挙げるとすれば、ユニコードの完全サポートで、日本語、韓国語、中国語の各ユーザーにとっては、Missionのパワーを初めて享受できるチャンスとなる。
ステレオ3D
ステレオ3Dは映画だけの話ではなくなっている。多くの放送局が3Dコンテンツを制作し、配信している。クォンテルのiQとPabloはすでにステレオ3Dの制作能力の高さについて好評を博し、幅広く使われており、昨年にはEnterprise sQにもステレオ3Dの機能が追加された。
NABで新しく発表されるステレオ3Dツールは、放送とポストの全製品に共通で、高品質のステレオ作品をこれまでにない生産性で制作できるようになっている。新しいGeoFixツールは先進の画像分析技術を使ってカメラのジオメトリーの差異を自動的に修正することによって、生産性を飛躍的に高める。新しいDisparity Checkerは左右の映像の違いをリアルタイムで計測し、ユーザーが新しい3Dチャンネルコンテンツの仕様に合致して制作するのを助ける。
クォンテルは、すべてのクォンテルユーザーにとってステレオ3Dツールが重要であることは認識しているので、今回の新しいGeoFixやDisparity Checkerを含めて、定評あるクォンテルのステレオ3Dツールセットを、eQも含めて、V5ソフトウェアの標準とすることにした。
ハイエンドのカラーコレクションとフィニシングシステム
クォンテルのeQとiQシステムは、ハイエンドのフィニシングシステムとして定評があり、ポストとDIのアプリケーションで広く使われている。Pabloはカラーコレクションとフィニシングを組み合わせたユニークなシステムで、驚異的な生産性を実現している。
NABでクォンテルがフォーカスしたのは前述のステレオ3Dとワークフローである。統合を強化するeQ、iQ、Pabloを対象としたポスト向けの新しい開発には、AlexaとD21カメラのArrirawサポート、ネイティブDNxHDの双方向ファイル交換、16チャンネルオーディオ入出力が含まれる。このいずれもが既存ユーザーにも新規ユーザーにも望まれる機能だ。
Pablo PA、ソフトウェアのみのアシスト・ステーションもNABデビューを果たす。Pablo PAは、クリエイティブではない作業をメインの編集室を使わずに行うことでワークフローを加速する。メタデータとエッセンスのスムーズなやり取りが可能で、Pablo PAをワークフローに追加することにより、編集室の柔軟性と選択肢が豊になる。NABでは、GPUプロセスによってPablo PAの生産性はさらに加速する。
全地球的パフォーマンス
クォンテル技術が本質的にグローバルで高いパフォーマンスを実現していることを強調するのが、Marussia Virgin Racing(マルシャ・ヴァージン・レーシング)のMVR-02フォーミュラ1カーがサウスホール・コンプレックスの外に展示される(クォンテル提供)。
「すばらしいNABショーになることを期待しています」と話すのはクォンテルのCEOレイ・クロス(Ray Cross)だ。「Enterprise sQとPabloは、いずれも成功した製品でその地位を確立しています。お客様の声に耳を傾けることで、このNABで新しい機能や開発を発表することができ、その結果、将来もこの成功を維持していくことができます。NABでQTubeは非常にエキサイティングな発表になるでしょう。さらにエキサイティングなことに、これが我々がやろうとしていることの単なる始まりに過ぎないということです。百聞は一見に如かず、ブース#SL2014でお待ちしています。」
了
