NAB 2010 ニュース: クォンテルは世界初のステレオ3D放送用制作ワークフローを披露
数々の賞に輝くEnterprise sQワークフローが今度はステレオ3Dに対応

2010年4月11日NAB発: クォンテルはNAB 2010において、世界で初めて完全なステレオ3D制作ワークフローを発表した。これは、収録からデスクトップ編集、あるいは仕上げ編集、そして送出までをすべてステレオ3Dで実現したもので、世界中の放送局から信頼されているEnterprise sQサーバーをベースにしたもので、ステレオ3Dコンテンツに対応した最初の放送用サーバーシステムとなった。
NABでのデモはPanasonicの AG3DA1カメラからの収録を含んだもので、このステレオかむコーダーから直接クォンテルのsQサーバーに取り込み、デスクトップで閲覧し、ステレオ3Dのショットを選択した上で、クォンテルの最新のステレオ3D対応仕上げ編集機に転送して、ステレオのフィニシングをした。最終的に、一般的なステレオ3Dのマルチプレックスフォーマットで送出して見せた。このフォーマットにはサイド・バイ・サイド(Left-Right)、トップ・ボトム(Over-Under)、あるいはラインインターリーブ(LIne-Interleaved)などのステレオ3Dの配信フォーマットが含まれる。
新しい仕上げ編集機は、ステレオ3Dのポストプロダクションにおける経験が豊富なクォンテルならではのメリットを活かしたもので、今回のNABで発表されたステレオ3Dツールも含まれている。
「ステレオ3Dがわれわれの業界にすばらしいビジネスチャンスをもたらしてくれることは誰でも知っています。また、それと同時に、日々使える実用的なツールが必要であることも明白です」と話すのはクォンテルのマーケティング担当重役のスティーブ・オーウェン(Steve Owen)だ。「放送局が求めているのは、現在の2Dを制作しているのと同じように滑らかなワークフローで、この新しい開発によって、制作チェーン全体に必要なツールが行き渡ることになります。ステレオ3Dを主流のテレビ放送として実現するための最初の現実的なステップとなるでしょう。」
クォンテルユーザーの投資効果を拡大し、顧客に最大限の価値をもたらすクォンテルシステムを実現するため、このステレオ3Dの新しい開発も既存のすべてのシステムにアップグレードとして搭載できる。さらにステレオ3Dのコンテンツはひとつのサーバーの中で、通常2Dのコンテンツと混在できる。ステレオ3D対応は、この夏にリリースを予定しているV5ソフトウェアの一部となる。
